🫁 呼吸のしくみ
| 項目 | 内容 | 正常値 |
|---|---|---|
| 呼吸数 | 肋間筋・横隔膜の収縮で肺が膨らみ空気が入る | 12〜20回/分(高齢者はやや多い) |
| 酸素飽和度(SpO₂) | 血中のヘモグロビンが酸素と結合している割合 | 96〜100%(95%以下は報告、90%以下は緊急) |
| 呼吸リズム | 規則正しい吸気と呼気の繰り返し | 規則的。不規則・無呼吸→即報告 |
🔴 異常呼吸パターン: チェーンストークス呼吸(深浅が規則的に繰り返し+無呼吸)・クスマウル呼吸(深くて大きい)・下顎呼吸(死亡直前)・起坐呼吸(横臥で悪化)。いずれも即報告。
🫀 循環のしくみと介護
| バイタル項目 | 正常値 | 異常・介護での注意 |
|---|---|---|
| 血圧(収縮期/拡張期) | 120/80mmHg未満が理想 | 140/90以上: 高血圧。90/60未満: 低血圧。起立時の急激な低下に注意(起立性低血圧) |
| 脈拍 | 60〜100回/分 | 100超: 頻脈。60未満: 徐脈。不整脈(リズム不整)→即報告 |
| 体温 | 36.0〜37.0°C | 37.5°C以上: 発熱。35.0°C未満: 低体温。入浴時のヒートショックに注意 |
⬆️ 起立性低血圧の予防
起立性低血圧とは、急に立ち上がった時に血圧が低下してめまい・失神が起きる状態です。高齢者・降圧薬服用者に多い。
- 臥位のまま足首を上下に動かして血液を末梢から戻す
- ゆっくり端坐位(ベッドサイドに座った状態)になり、数分待つ
- ゆっくり立ち上がる。「急かさない」
- 立位になったら少し手すりを持って安定を確認してから移動する
🚨 ヒートショックと入浴ケア
ヒートショックとは、温度の急激な変化で血圧が急激に変動し、心臓発作・脳卒中・失神が起きる現象です。
| 場面 | 血圧変化 | リスク |
|---|---|---|
| 脱衣所(寒い) | 血圧上昇 | 血管への負荷 |
| 浴槽(熱い湯) | 急激な血圧低下 | 意識喪失・溺水 |
| 浴槽から出る | 再度変動 | 転倒・失神 |
💡 ヒートショック予防: ①脱衣室を暖める②かけ湯で体を慣らす③湯温は38〜40°C(熱すぎない)④浸かる時間は10分以内⑤浴槽から出る時はゆっくり
💬 Dialog 呼吸・循環のしくみと介護
🌡️ Dialog 1 — バイタル測定と報告
介護士
田中さん、朝のバイタルを測りますね。体温計を脇に挟んでいただけますか?
Bu Tanaka, saya ukur vital pagi ya. Boleh masukkan termometer ke ketiak?
介護士
36.8度ですね。次に血圧を測ります。(測定後)158/92ですね。少し高めです。(看護師へ)田中様のバイタルです。体温36.8度、血圧158/92、脈拍88回/分、SpO₂98%です。血圧が高めです。
36.8°C ya. Selanjutnya ukur tekanan darah. (Setelah ukur) 158/92 ya. Agak tinggi. (ke perawat) Vital Bu Tanaka: suhu 36.8°C, TD 158/92, nadi 88x/mnt, SpO2 98%. Tekanan darah agak tinggi.
🚨 Dialog 2 — 起立性低血圧への対応
介護士
田中さん、ゆっくり起き上がりましょう。まず足首をゆっくり動かしてください。(数回)次に、ゆっくりベッドサイドに座りましょうね。
Bu Tanaka, ayo bangun pelan-pelan. Pertama gerakkan pergelangan kaki pelan-pelan. (Beberapa kali) Selanjutnya, pelan-pelan duduk di tepi tempat tidur ya.
田中さん
少しクラっとします…
Sedikit pusing...
介護士
クラっとしましたか。そのまま少し座って待ちましょう。急がなくていいですよ。(1〜2分後)どうですか、ましになりましたか?
Pusing ya. Tetap duduk dulu dan tunggu sebentar. Tidak perlu terburu-buru. (1-2 menit kemudian) Bagaimana, sudah mendingan?